10/08/2006

山本周五郎


一足跳びに山の頂上にあがるのも、一歩一歩としっかりと登ってゆくのも、結局は同じこと。むしろ一歩ずつ登るほうが途中の草木や風物を見ることができるし、一歩一歩を慥(たし)かめてきたという自信をつかむことができる。

現代人は時間に追われて特急列車の旅をし勝ちですが、ローカル線による旅はその土地、その土地の人情、風物に触れられて捨て難いものです。所謂、スローライフですね。