11/29/2006

中国の諺


ある人に魚を一匹与えれば、その人は一日食える。魚の取り方を教えれば、その人は一生を通して食える。

従来、発展途上国への援助というと米などの食料を送ることと理解されがちですが、ただ、ものを与える援助ではなく彼らが自立できるような技術や仕組みの援助が大事ですね。最近、援助の仕方もそのようになってきたように感じます。

11/28/2006

ツルゲーネフ

「明日は、明日こそは」と、人はそれをなだめる。この「明日」が、彼を墓場に送り込むその日まで。

キツーイ言葉ですね。でも人は、「明日は明日の風が吹く」と思えるから頑張ることが出来るし、喜怒哀楽をの一生を送れると思うのですが・・・。

11/27/2006

モンテーニュ

他人のために暮らすのはもう沢山だ。せめてこのわずかな余生をみずからのために生きようではないか。

長年の会社勤めを辞めたばかりの世代の方々の大半は、この言葉に賛同を覚えるのではないでしょうか。


                   Photo by Maa : 「 Maa's Little Room」

11/15/2006

O.ワイルド


生活するとは、この世で一番稀(まれ)なことだ。たいていの人は、ただ存在しているだけである。

「ただ存在しているだけである」と言い切られてしまうと反発を感じますが、「あらゆる生命体は、種を次ぎの世代につないでいくための単なるヴィークル(乗り物)だと言う覚めた見方も出来る訳だから・・・。一面の真理ですかね。

11/14/2006

バーナード・ショウ

私にとっては人生には美も無ければロマンスもありません。人生あるがままのものです。そうして私は人生をあるがままに受け入れるつもりです。

ウーン!人生を達観した人の言というべきか。少なくとも、「無為無策」を推奨しているわけではないのでしょうけれど・・・。

11/10/2006

A・ポープ


私たち一人一人が航海しているこの人生の広漠とした大洋の中で、理性は羅針盤、情熱は疾風。

広漠とした大洋を航海するには理性だけでも、情熱だけでもダメですね。このバランスが大事なのですね。

11/09/2006

ヴォーナルグ

本当に自信のある人間は泰然として、人が彼をどのように評価するか、などということはあまり気を取られないものである。

自信過剰な唯我独尊とか独断専行というのは頂けませんが真に自信のある人は明鏡止水の心境で事に臨めるのでしょうね。坂本竜馬の「世の中の人は何とも言わば言え。我が成すことは吾のみぞ知る」も同じ意味ですね。

11/07/2006

ユダヤの諺


ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。その時間にあなたの心は休養しているのだから。

ワイン=趣味と言い換えてもいいですね。確かに趣味に没頭している時は他のことを忘れますから。
「これと言った趣味もないので定年後どうやって時間を過ごそうかと思っている」なんて人が時々いますが、趣味も持たずに仕事一筋と言われると、「それはそれで凄い!!」と思いますが、私には絶対真似のできない生き方ですね。

11/03/2006

ロバート・フロスト


人付き合いが上手いと言うのは、人を許せるということだ。

分かっちゃいるけど実行するのが難しい。夫婦ゲンカも理屈抜きに先に謝ってしまえばいいものをなかなかできない。「先に謝る方が相手をより深く愛している証拠」と言うけれど、そうすると私の場合は・・・?