10/31/2006

ヘッセ

人生を明るいと思う時も、暗いと思うときも、私は決して人生をののしるまい。

私のような凡人には辿り着けない達観した人生観ですね。若い頃、失恋した時には、正に松本零士氏の「男おいどん」の主人公が失恋して4畳半で万年布団を被って「こんな地球爆発してしまえ!」と叫んだのと同じ心境になったものです。


10/24/2006

ドイツの諺


人が踊る時は一緒に踊れ。

若い頃は何事も若干斜に構えて一緒に踊っていなかった気がしますが、阿波踊りに「踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃ損損」とあるように、先ずは一緒に行動することが大事なのでしょうね。

10/22/2006

ロバート・ルイス・スティーヴンソン

あまたは弱さから逃げることはできない。時には最後まで戦わなければならないし、死んでしまうこともある。戦うなら、何故今でないのか、あなたは何処にいるのか?

人間戦うべきときには戦うべきとの教えですね。長いサラリーマン生活を経験した身には「あのとき戦っていれば」の想いがあります。

10/20/2006

カロッサ


人生とは出会いであり、その招待は二度と繰り返されることはない。

茶会の心得である「一期一会」の心ですね。

10/19/2006

三島由紀夫

まことに人生はままならないもので、生きている人間は多かれ少なかれ喜劇的である。

ノーベル文学賞候補と言われた三島由紀夫は、1970年11月、自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹死を遂げました。享年45。その檄文に三島の時代認識が読み取れます。

10/16/2006

福沢諭吉

あまり人生を重く見ず、捨て身になって何事も一心になすべし。

同様の言葉が禅の言葉にもありますが、人間の行いには「一途さ」が必要ということを説いています。

10/15/2006

ジョーン・バーンズ


六十五歳で引退なんて、ばかばかしい。俺が六十五歳のときには、まだニキビができていたよ。


今の時代にぴったりな勇気付けられる言葉です。70、80代でもぴんぴんしている人がたくさんいる現代、60代はセカンド・ライフのフレッシュマンといったところでしょうか。

10/14/2006

リチャード・ヘンリー・ホーン


いつも世界のどこかで朝が訪れている。

映画「風と共に去りぬ」の主人公スカーレット・オハラの言葉、「Tomorrow is another day. 明日は明日の風が吹く」的な言葉ですね。今日がだめでも明日があるさ!

ジョルジュ・カルパンティ

誤りを犯さなければ、人生は非常に面白いものである。

そりゃそうでしょうけど、誤りを犯さないひとなどいませんよね。人間は大小さまざまな誤りを犯しながら人生を送っているはずです。池波正太郎氏の作品に「人間は、悪事を働きながら善事をし、よいことをしながら悪いことをしてのける生き物なのだなあ」とありますが、皆さんの感想は如何。

10/12/2006

夏目漱石


智に働けば角が立つ、情に棹差せば流される。 意地を通せば窮屈だ。 兎角この世は住みにくい。

漱石の「草枕」の冒頭の文章として、あまりにも有名ですが、人間社会の柵を端的に表現した上手い書き出しですね。 「この世」を「サラリーマン生活」と言い換えてもズパリあてはまりますね。

レオ・ブスカリア

「僕はずっと山に登りたいと思っている。・・・・でも明日にしよう」 おそらくあなたは永遠に登らないでしょう。

人生は「思い立ったが吉日」の精神で、行動に移さないと何も変わらないのでしょうね。

10/10/2006

ド・ゴール


剣は折れた。だが私は折れた剣の端を握ってあくまで戦うつもりだ。

何事も最後まで諦めるなという、軍人、政治家としての経験からでた言葉でしょうか。

10/09/2006

太宰治


僕は自分が何故生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。

中学生の時、初めて太宰の本を読んで「何て、自分と似ている作家だろう」と感激して以来、太宰ファンになりました。 誰もが一度は考える疑問。 還暦を過ぎて解が出たかと言えば、自信がないですね・・・

10/08/2006

山本周五郎


一足跳びに山の頂上にあがるのも、一歩一歩としっかりと登ってゆくのも、結局は同じこと。むしろ一歩ずつ登るほうが途中の草木や風物を見ることができるし、一歩一歩を慥(たし)かめてきたという自信をつかむことができる。

現代人は時間に追われて特急列車の旅をし勝ちですが、ローカル線による旅はその土地、その土地の人情、風物に触れられて捨て難いものです。所謂、スローライフですね。

10/06/2006

西洋のことわざ

別れることがなければ、めぐり逢うこともできない。

これは、よく聞く言葉ですね。
何かの本で、「人間の失った分だけ、神様は新しいものを充填してくれる」という意味の言葉を読んだことがあります。別れがあるから新しい出会いがあるのですね。

10/05/2006

小林茂


人生のバッターボックスに立ったら、見送りの三振だけはするなよ。

同じ後悔するのでも、何もしないで後悔するより、行動を起こしたほうがマシということですね。 反対に、「棚からぼた餅」、「果報は寝て待て」、もあるし、人生難しいですな。

10/04/2006

ブールジュ


自分の考えたとおりに生きなければならない。そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう。

唯々諾々と自分の考えももたず、世間体を気にし、安全な道ばかりを歩いたりした人生は、自己弁護、弁解の寂しい人生になってしまうということでしょうか。

10/03/2006

ヘンリー・ファン・ダイク

人生を喜びなさい。
なぜなら、人生は、愛し、働き、遊び、
星を見つめるチャンスを与えられたのだから。

人生賛歌。今流に言えば、プラス思考の人生訓ですかね。


10/01/2006

サミュエル・バトラー


人生とは、人前でバイオリンを弾きながら、しだいに腕を上げてゆくようなものである。

このように考えると気が楽になれるような感じがします。逆に人生に練習はなく、すべてが本番!ということも言えますね。