9/29/2006

オマル・ハイヤーム


酒を飲め。こう悲しみの多い人生は眠るか酔うかしてすごしたほうがよかろう。

世の道徳家は、酒に逃げてはいけないといいますが、一時的に悲しみを消す一手段として酒、睡眠は効果大だと思います。問題から逃げて男らしくないと言われるのでしょうか。

9/28/2006

石坂泰三


人生はマラソンなんだから、百メートルで一等をもらったってしょうがない。

人生はよくマラソンにたとえられますが、人間の本当の値打ちは墓場に入って定まるとも言われますね。
80年の間に、経団連会長、第一生命社長、東芝社長、万博会長等々の要職を歴任した経験が生み出した言葉でしょうね。

9/27/2006

ルソー


生きることは呼吸することではない。行動することだ。

あれこれ考えずに先ず行動ということですか。
昔、沈思黙考は教養人の特質と考えられていたようですが、
最近の風潮も行動しながら考えろ!のようです。

9/26/2006

シレジウス

薔薇はなぜという理由もなく咲いている。薔薇はただ咲くべく咲いている。
薔薇は自分自身を気にしない。人が見ているかどうかも問題にしない。

これと同じような言葉に相田みつを氏の「人里はなれた 谷間の白百合の花は誰にも見てもらえないのですが 少しのかけ引きもなく精一杯の美しさで咲いています」というのがありますが、唯一途がいいのですね。

9/25/2006

中島敦

人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、
        何事かをなすにはあまりにも短い。

喘息により33歳の若さで死去。短い人生であったが、多くの優れた作品を残しています。
中島敦大好き人間としては、「何事かをなすにはあまりにも短い」と言った彼が、仮に倍の人生を生きたなら、どんな作品を残しただろうと無いものねだりをしてしまう。


9/24/2006

道歌


今今と今という間に今ぞ無く今という間に今ぞ過ぎ行く。

一時として留まることのない時間の流れ、如何にも禅師の言葉ですね。禅語には、「今」、「ここ」の大切さを説いた言葉がたくさんありますが、「一期一会」などはその最たるものですね。

9/23/2006

岡本太郎


私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。

普通は逆で、楽な方、安全で無難な道を選びがちです。情熱の人、岡本太郎はそうやって新しいものを創造していったのでしょうか。
その昔、戦国時代、山中鹿之助は「我に七難八苦を与えたまえ」と16歳の初陣の際、祈ったらしいですが、昔のヒトは強い意志を持っていたものですね。

シェークスピア

われわれの人生は織り糸で織られているが、
良い糸も悪い糸も混じっている。

禍福は糾える縄の如しとかいいますが、良いことばかり、悪いことばかりではないのですね。
将棋の鬼才・升田幸三の言に「人生、笑える時に笑っておけ、すぐに泣くときがくる」というのがありますが、良い糸、悪い糸が混じっていることを端的に表していますね。


9/22/2006

林語堂

人生の黄金時代は老いていく将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあらず。

心強い言葉ですね。何処かの生命保険の宣伝文句ではないけれと、「人生これからだ!」ですね。黄昏、老い行く身、年甲斐もなくなどの言葉は封印しましょう。


9/21/2006

J.G.ホーランド

自分こそ正しい、という考えが、あらゆる進歩の過程で最も頑固な障害となる。これほどばかげている根拠のない考えはない。

今の世の中、「自分こそ正しい」が最も端的に現れているのは、民族紛争における宗教ではないか。

9/20/2006

リチャード・M・ニクソン

人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ。

如何にも政治家の言ですね。「辞めたら」を「止めたら」と読み替えても意味は通じますね。即ち、止めない限り、負けでも失敗でもないと。

9/19/2006

ドイツの格言

笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生。

同じ一生なら笑って暮らしたいもの。最近の医学によれば笑いは免疫力を高めるなどの作用があるとか。笑って暮らしましょう。

9/18/2006

ジョージT.ヒューイット

人生で最も良いものというのは、決して配給されることはない。
友情、忠誠心、愛は、配給券を必要としないものである。


今の世の中「忠誠心」は何処にあるのでしょうか。昔は、会社に対する忠誠心・愛社精神という言葉があったけど。自衛隊にある?

9/17/2006

カール・ハベル

過去の成果で未来を生きることはできない。
人は一生何かを生み出し続けなければならない。


最近よく、「過去の成功体験は捨てろ!過去の成功体験に引きずられてはこれからの時代は生きていけない」的な言葉を耳にしますが、止むことのない革新性が必要なのですね。

9/15/2006

竹中労


ヒトは無力だから群れるのではなく、群れるから無力なのだ。

日本人に向けた言葉といった感じですね。
10人いたら10の異なった意見が出ることが好ましいのです。

ジョン・クレア

もし、人生に再販があるならば、私は改訂したい。

殆どの人がこの思いを抱いているのが現実ではないでしょうか。
全面改訂とまでは言わずとも、「少なくともあそこと、あれは改訂したいなぁ」と。
でも、改訂したいところが、その人をかけがいの無いそのヒトたらしめてきたのですよね。

9/13/2006

吉川英冶

登山の目標は山頂と決まっている。 しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。

特急で行く旅行よりも、ローカル線で行く旅に趣きがあるのと同じでしょうか。
ただひたすら目的地を目指すだけでなく、途中の景色を楽しむ余裕が欲しいですね。
サラリーマン生活も、かむしゃらに上を目指すのでなく、その時その時の職務に全力投球することに、サラリーマンの喜怒哀楽がありますね。

9/12/2006

ベーコン

人生は道路のようなものだ。 一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。

拙速はダメとの喩えか。額に汗せず、右から左へお金を動かし、大金を儲けて一時期、時代の寵児となったヒトがいたけれども、これも近道ばかり探したつけでしょうか。

9/11/2006

ボードレール

人生とは、病人一人一人が寝台を変えたいという欲望に取り付かれている一個の病院である。

人生=病院、如何にもボードレールらしい捕らえ方です。
「寝台を変える」、つまり環境を変えれば、自分の欲望が満たされると思ってしまうのが常ですが、環境を変えただけでは本質は変わらない。自分をヴァーション・アップさせたいのであれば、自分自身が変わらなければならないのです。

セネカ

人生は物語のようなものだ。重要なのはどんなに長いかということではなく、どんなに良いかということだ。


高齢化社会の今日考えさせられる言葉ですね。平均寿命が延びても、寝たきり状態で長生きというのでは、寿命が延びたのをそのまま素直に喜ぶわけにはいきませんからね。
一日一日を有意義に、充実した脚本にしたいものです。

9/10/2006

小泉信三

人生において、万巻の書を読むよりも、優れた人物に一人でも多く会うほうがどれだけ勉強になるか。

小泉信三は、教養人、自由主義者、学者とのイメージから、本の虫と言われるほど多くの本に接してこられたと思いますが、その人にして、「優れた人物に一人でも多く会った方がどれだけ勉強になるか」と言わしめるのは、まさに実用主義の表れか。

9/08/2006

ゲーテ

涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味はわからない。

苦しみや悲しみを味わってこそ、人の痛みや思いが理解でき、喜びや楽しさもより一層その重さを感じられるのです。
徒然草の117段に、友達にしてはいけない者を7つ列記していますが、その一つに「病気をしない健康過ぎるひと」を挙げています。そういう人は身体の弱い人の気持ちがわからないだろうという意味で、ゲーテの言葉と一脈通じますね。

9/07/2006

ナポレオン


状況? 何か状況だ。
俺が状況をつくるのだ。

いかにもナポレオンらしいアグレッシプな言葉ですね。
何かをしようとするときには必ず障害・壁がありますが、私たちは往往にして、状況の悪さばかりを次から次へと並べ立てて、行動を起こすことに躊躇しがちです。
強烈な個性と強靭な意志の力で、状況を打破できれば、ヒトカドの人間になれるのでしょうね。

9/06/2006

武者小路実篤

この道より、われを生かす道なし。 この道を歩く。

同じような言葉で、森本薫の「女の一生」の中の台詞、「誰が選んだのでもない。自分で選んだ道ですもの」というのもあります。
まずは自分を信じること、その自信が夢や成功へとつながるのですぞ。
しかしながら、現在では、その道を見出せない若者が目立つような気がします。 ニート、フリーターや何をしたいかわからず就職せず、とりあえず大学院に進むなど・・・。
人生無駄にせず、「自分の道」を見つけようではないか!


9/05/2006

シェークスピア

世の中には幸も不幸もない。ただ、考え方でどうにもなるのだ。

何でも、心の持ちよう一つということですね。
相田みつを氏の言葉に、「人間はねぇ 自分よりも人のほうが よくなるとおもしろくねぇんだなあ 人間のわたし」というのがありますが、他と比較をするところに、幸、不幸が生まれるのでしょうか。


9/04/2006

ボールドウィン

人間、志を立てるのに遅すぎるということはない。

我々BYOOLも、60歳前後の仲間を中心に(若者もいますが・・)、「65億の人々が自由に発言できる場を提供しよう」というコンセプトのもとに立ち上げたものです。これって、まさに「人間、志を立てるのに遅すぎるということはない」の実践と考えておりますが!?

(*写真は、私Mousier BYOOLではございませんのであしからず・・・)

9/03/2006

鄧小平


黒いネコでも、白いネコでも、鼠をとるのが良いネコだ。

20数年前に、「人民のためになる政策であれば、別に資本主義でも社会主義でもかまわない」という意味で言われた言葉です。
社会主義の中国で言われそれが今実現している。昔、鬼畜米英といって闘い、負けた途端民主主義の米英と崇めた当時の日本政府。権力者の言葉の影響力って凄いもんですね。


キングスリー


人生はケチな心配事ばかりしているのには
短すぎる。

人間の一生、長生きしても100年、宇宙の誕生から今日までの長さと比較したら、100年なんて瞬きするにも等しい時間。
偶然か、必然か、とにかく生を得たのだから、楽しく有意義に過ごそうよ!

9/02/2006

ゲーテ

10歳にして菓子に動かされ、20歳にしては恋人に、30歳にして快楽に、40歳にして野心に、50歳にしては食欲に動かされる。いつになったら人間はただ知性のみを追って進むようになるのであろうか。

才能豊かな人というのはいるのですね。一人で4役5役というひと。
長寿時代の現在、60歳、70歳は何に動かされるのでしょう。


9/01/2006

リンドバーグ

なんと大洋の美しいことよ! なんと大空の澄んでいることか! 点のような太陽!何事が起ころうと、この瞬間、生きていることでたくさんだ。

「この瞬間、生きていることでたくさんだ」と言える瞬間を、我々は今まで何回経験しただろうか。
リンドバーグは、晩年ハワイのマウイ島に移り住み、世界各地の環境保護活動に参加、多額の資金を寄付したとのこと、環境保護の先がけでもあったのですね。